金品を奪う目的で男性をスポーツジムから連れ去って24日間監禁したなどとして、京都府警は18日、ジム経営者の杉山玲央容疑者(30)=大阪市中央区=ら男6人を営利略取と監禁の疑いで、別の男2人を監禁の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。多額の暗号資産や現金などが男性から奪われており、府警が関連を調べている。
組織犯罪対策2課によると、杉山容疑者ら6人は金品を奪う目的で、大阪市西区のスポーツジムで昨年6月7日、トレーニング中だった同区の男性(32)をジム内から車で連れ去り、25日まで京都市や滋賀県の宿泊施設などで頭を踏みつけ、粘着テープで体を縛るなどの暴行をした疑いがある。25日ごろから別の2人が加わり、さらに30日まで京都市の宿泊施設で監禁した疑いがある。男性は自力で逃げ出し、近くにいた人に助けを求めて、110番通報した。
杉山容疑者らは、男性との会話の中で、多額の暗号資産を持っていることを知ったとみられ、「逃げたら家族を殺す」などと脅迫して暗号資産口座のパスワードを聞き出したという。暗号資産は別の人物名義の口座に移されていたといい、同課は杉山容疑者らが関与した疑いもあるとみて調べている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル